株主の皆様へ
株主の皆様におかれましては、平素より当社への格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
ここに第14期(2023年3月1日~2024年2月29日)の決算のご報告をさせていただきます。
第14期(2023年3月1日~2024年2月29日)は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類感染症に移行されたことで、人流が徐々に拡大し、インバウンド需要の増加等も相まって緩やかな回復の兆しが見えています。一方で、物価の上昇や急激な為替変動、世界的な金融引き締めによる経済活動の減速など、先行きについては依然として不透明な状況が続きました。
また、当社が主に展開する居酒屋業態につきましては、人流回復やインバウンド客の増加により昨年比では売上を伸ばしているものの、団体客や深夜利用の回復は緩やかなものに留まっております。
このような状況の中で当社グループは、引き続き固定費の増加抑制に努めるとともに、食材価格の高騰を踏まえたメニュー改定や臨機応変な営業時間の見直し、人材採用の積極化など収益性の改善に向けた取組みを推し進めてまいりました。また、出店戦略においては、小型かつ低投資の大衆酒場業態の開発・出店を継続するとともに、地方都市での出店にも注力しております。
その結果、第14期における当社グループの売上高は29,079百万円、営業利益は2,026百万円、経常利益は2,236百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,731百万円となりました。また、1株当たりの年間配当金は23円(中間配当11円、期末配当12円)とさせていただきました。なお、第15期の1株当たりの年間配当予想は26円(中間配当13円、期末配当13円)を予定しております。
株主の皆様におかれましては、今後とも引き続き変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長 佐藤 誠